「低温調理」とは聞いたことはあるけど、どんなものかよく知らない。
調べてみると、通常の料理より低い温度で火を通す調理法で、普通に料理すると固くなってしまうお肉などが柔らかく出来上がるそうです。
鍋に何か筒状のものを入れて、ビニール袋に入れたお肉を投入。しばらくしたら出来上がり。
それがしっとり、柔らかくてジューシーなお肉が出来上がっているというのだから興味深々です。
今日はその筒状のもの、低温調理の料理を作る器具、アイリスオーヤマの「低温調理器LTC-01」の紹介です。
低温調理(真空調理法)とは (ウィキペディアより)
低温調理とは「真空調理法」とも言い、焼く、蒸す、煮るに次ぐ第4の調理法とも呼ばれる。
下処理を施した食材と調味料をビニール袋に入れて真空密封し、温度管理の出来る調理器で材料に応じた時間と温度を設定して調理される料理。
真空パックの中で調理、調味が行われるため、材料の風味や旨味を逃さず均一に調理することが可能。
たんぱく質は63℃から凝固し始め、68℃から水分を分離し始める。真空調理法の特徴は、この分水作用が始まる温度以下で調理可能なことである。
アイリスオーヤマ「低温調理器LTC-01」の性能と機能
ここでは、アイリスオーヤマ「低温調理器LTC-01」の性能と機能を見ていきたいと思います。
この調理器具は、鍋に入れたお水にヒーター部分を浸けてセットすると、設定した温度のお湯になり、その温度を保ってくれながらお湯を循環させ、時間も計ってくれる。という働きをします。
▪焼きムラがある高温料理と均一になる低温料理
高温で加熱するフライパンやオーブンレンジなどは、旨味や栄養分が含まれる肉汁を流出させてしまいます。
低温調理は肉汁が流出しない温度で調理をするので、旨味を残したまま噛めば噛むほど美味しさが広がるジューシーな料理を作ることが出来ます。
市販の赤身ブロック肉やパサつきがちな鶏むね肉を、レストランで食べるような料理へと変貌させてくれます。
▪絶対温度での調理
均一の温度を保ちながら加熱するので、誰が調理しても簡単。
肉、魚、野菜からスイーツまで素材に応じた適切な温度で加熱します。
低温調理器を使えば0.5℃単位で調理温度が設定でき、水温を一定に保ちながらじっくり加熱するので、柔らかいお肉を作ることが出来ます。
▪3つの手順で簡単料理
▪温度、タイマーを設定するだけの簡単操作
温度設定25℃~95℃の間で0.5単位で変更出来ます。
タイマー1分~99時間59分まで。1分単位で変更可能。
出来上がりはアラームでお知らせします。
▪斜めのタッチパネルで操作しやすい
タッチパネルで操作も簡単。分かりやすいデジタル表示です。
また、操作パネルが斜めになっているので正面から見えやすく、直立のものに比べて操作がしやすくなっています。
▪ハイパワー加熱
1000Wのハイパワーで加熱するので、大きな食材も一定温度でしっかり加熱します。
▪お手入れ簡単
油を使わないので、カバーを外してサッと洗って拭くだけです。
▪クリップ式なのでワンタッチでしっかり固定出来るので安心です。
▪スマートデザインで、すっきり収納出来ます。
▪IPX7相当の防水仕様で安心して使用出来ます。
IPX7とは国際電気標準会議が規定した防水性能規格です。
▪分かりやすいレシピブック付き
▪最大使用可能水量 15L
▪大きさ 幅9㎝ 奥行き13㎝ 高さ40㎝
▪重さ 約1.4㎏
▪コード長 約1m
▪1年間の保証付き
⚫この製品はアースの接続が必要です。
アース端子付きコンセントか、なければアース棒の設置が必要です。
▪価格はネット通販で8000円台~16000円台くらいでした。
アイリスオーヤマ「低温調理器LTC-01」の口コミや評判
ここでは、アイリスオーヤマ「低温調理器LTC-01」の口コミや評判を見た感想を書いていきたいと思います。
全体的に見ると、味の評価は星4か5、器具の仕様については星2か3、といった感じでした。
高評価だった味に関しては、火の通りが絶妙、お肉が柔らかくてジューシー、ローストビーフがすごく上手に出来る、鶏むね肉がしっとり。
ハムを作った、家でこんな料理が作れるとは。サラダチキンに感動した。
料理の腕が上がった、おもてなし料理にぴったり、お店みたいな高級な味でした。料理の幅が広がった。
この価格でこれだけの料理が作れるのだから十分。
というコメントが本当に多くありました。お肉がとても柔らかくなってジューシーに仕上がるそうです。
器具の仕様についてはいろいろありますが、一番多かったのが後片付けが面倒という声と、またはそんなに面倒でもないという声でした。
調理後はドライバーでネジを外してステンレスカバーを外して、中を拭いたり洗ったりする必要があり、その作業が面倒だという声が多く見られました。
あとは、器具がちょっと大きい、重たい。
説明では深さ20㎝以上の鍋とあるが、30㎝は必要。というコメントもありました。
アイリスオーヤマ「低温調理器LTC-01」のメリットとデメリット
ここでは、アイリスオーヤマ「低温調理器LTC-01」のメリットとデメリットを考えていきたいと思います。
メリット
・「低温調理」という新しい調理をした料理を、手軽に家庭で作って食べられるという点。
低温調理の料理はお店でしか食べられないと考えていたものが、この調理器を使えば手軽に作ることが出来、家庭で本格的な料理が食べられるというのは嬉しいですね。
・繊細な設定が出来る機能を持つ
低温調理を手動で作ったとしたら、かなりの手間がかかると想像します。お湯を67℃に沸かし、その温度を2時間保ちつつ時々混ぜる。というのはなかなか難しい作業です。
それを0.5℃単位、1分単位で設定出来ること、またそれをセットするだけで作ってくれるというのは優れた機能だと思います。
・素材の旨味を逃がさない、ムラなく火が通る
高温で加熱すると素材に含まれる旨味や水分を逃がしてしまいますが、低温調理はそれらを流出させないので味わい深い料理が楽しめます。
真空状態で火を通すので、素材全体にじんわりムラなく火を通し、味をつけていきます。
・料理のレパートリーが増える
お料理の好きな方はもちろん、あまり得意でない方にとっても、新しい料理の幅を広げてくれることでしょう。
デメリット
・いい加減に作れない
使い方を誤ると、食中毒の危険があるので必ず温度と時間を守って使用する必要があります。
・お手入れの手間がかかりそうということ
使い終わったらカバーを外して器具の中を掃除する必要があるので、そこは手間に感じてしまうかもしれません。
・器具が大きい、重い
口コミのコメントでも、思っていたより大きかった、クリップで止めようにも安定しないという意見が時々ありました。
幅9㎝、高さ40㎝のものですから、その器具と食材を入れた袋が余裕で入る鍋も必要になります。
・あと口コミのコメントで時々あったのですが、すごく機械臭のするものがたまにあるようです。
そういった商品はメーカー側に連絡をして取り替えてもらったほうがいいようです。
まとめ
今回はアイリスオーヤマの「低温調理器LTC-01」を紹介してきました。
こんな新しい料理がお家で作れるなんて、キッチン家電もどんどん進化しているのですね。
みなさんもご家庭で本格的な料理を楽しんでみてくださいね。
最後に少し、料理の温度と時間を書いておきます。
低温調理はとても繊細なのだと分かりますね。
・ローストビーフ 57℃ 3時間 ・鶏むねハム 67℃ 1時間30分
・サーモンのコンフィ 50℃ 30分 ・鶏チャーシュー 67℃ 2時間
・ポトフ 90℃ 2時間 ・ピクルス 80℃ 1時間
・プリン 78℃ 45分 ・桃のコンポート 82℃ 1時間
何か参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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